もしも肺気腫になってしまったとしたら、何が一番不安に感じるでしょうか?友人は肺気腫だと診断されて、現在も治療を行っているのですが、実は肺気腫という病気は治療をしても完治する事はありません。それゆえに気になるのは生存率なのだそうです。

肺気腫は完治しないという事実を突きつけられた時、友人は医師にどうすればいいのか?治療をする意味はあるのか?などを聞いたそうです。確かにまだ若かったそうなので、家族や子供さんの事が頭をよぎったのでしょう。それほど肺気腫の生存率は低いのかもしれません。

でも実際に肺気腫になってしまった方の生存率を聞いてみると、治療に対してあまり熱心にはなれない理由がわかります。なぜかというと、肺気腫だと診断された時の肺の状態にもよりますが、かなり低い生存率である事がわかっているそうです。

例えば肺気腫だと診断された時からの5年生存率は50~60%くらいなのだそうです。ちなみに生存率というのは5年後に健康的に生きているという意味なのかというとそうではありません。寝たきりで翌日に亡くなったとしても生きていたという事になるのです。

つまり健康的に生きていなくても、ただ呼吸をしていれば生きている事にカウントされてしまうのです。それを聞いた友人は最初自暴自棄になったのだそうですが、肺気腫だと診断された時にどの程度肺の機能が低下していたのかによって違ってくる事がわかったので、悪化しないように治療を始めたそうです。

肺気腫の生存率はどうして低いのか

肺気腫だと診断された全ての患者さんの5年生存率というのは、病院同士で協力して統計をとっているので、恐らく正しいのだと思うのですが、5年生存率が50~60%というのは肺がんにも匹敵するのではないだろうか?と思うのです。

どうして肺気腫の生存率はこんなに低いのか疑問に思ったので調べてみる事にしたのですが、実は肺気腫だと診断された患者さんの多くは、すでに末期になっていたり進行している状態で発見されたりするためなのではないかと思うのです。

例えば初期の状態で発見されて、禁煙をしてちゃんとに治療をしていれば、恐らくですが生存率もかなり高いのではないでしょうか?というのも、初期の段階で肺気腫を発見した方の中には、何十年も生きていて健康的に暮らしている人も多いからです。

つまり肺気腫の生存率がこれほど低いのは、初期の段階で発見できる患者さんの数が少ないという事が一番の理由なのではないでしょうか?という事は、肺気腫が肺の細胞を再生できない病気であっても、初期の初期で治療を始める事ができれば生存率は飛躍的に高くなるという事です。

それとやはり肺気腫の治療も重要なのかもしれませんが、肺気腫にならないように予防をする事も生存率を上げる要因になるのではないでしょうか?後は定期的な検査を受けて、できるだけ早く異変に気づける体制を作るべきですよね。

そうすれば肺気腫の5年生存率も高くなると思いますし、生存率が高くなれば肺気腫だと診断された方も、早く発見できて良かったと実感できるようになるはずです。