肝臓は沈黙の臓器と言われているほど我慢強い臓器なのだそうです。でもその我慢強さが原因で病気になるとかなりひどい状態になってしまう事があるのです。例えば肝硬変になってしまったりすると大変です。実は身内に肝硬変が発覚した人がいるのですが、吐血がきっかけで肝硬変を発見したのでした。

ちょっと意外だと感じるかもしれませんね。吐血と肝硬変がどうつながっているのだろうか?と思われるかもしれません。ですが肝硬変になってしまう事と吐血をするという事はとても密接な関係にあるもので、問題なのは肝臓の持っている機能が低下する事だったのです。

肝硬変という病気は肝臓の組織が硬くなってしまうという病気です。肝機能が低下する事によって、本来肝臓で濾過されるはずの血液が肝臓に入ることができなくなります。そのため逃げ道をほかの部分に作ろうとするのだそうです。その代表的な部分が食道という部分だそうです。

肝硬変によって逃げ道を作る時に、食道に血管を作り出してしまうのだそうです。そうして出来たのが食道静脈瘤という血管のコブです。実はこの食道静脈瘤が破裂する事で吐血という症状が出るようになるのです。実は吐血で肝硬変がわかる事もあるのです。

私の身内にも吐血をした事によって肝硬変である事がわかった人がいました。それだけ吐血と肝硬変には密接なつながりがあるのです。実際に肝硬変の治療を始めるとわかるのですが、定期的に食道静脈瘤の手術を受ける事になるので、その関係がはっきりとわかってくると思います。

肝硬変で吐血をしないためにできる事は

まず吐血をするようになると、かなり肝臓の機能が低下している事は想像に難くありません。肝臓へ入らないために他に血管を作るくらいですから仕方がありません。でも肝硬変で吐血をする程の静脈瘤を作る事はそれほど珍しい事ではありません。つまり初期の段階でも吐血をするくらいのコブはあるのです。

考えてみれば、体内に流れる全ての血液を濾過しているわけですから、肝臓の機能が少しでも悪くなれば誰もが吐血をする可能性がある食道静脈瘤を作り出す可能性があるという事です。これは肝硬変ではなくても同じで、B型肝炎やC型肝炎やアルコール性肝炎でも同じだと言えるのかもしれません。

そう考えるととても怖いですよね。病院の医師に聞いた話ですが、わずか1mmの静脈瘤でも破裂をすると吐血どころの話ではないそうですから、できれば肝硬変を予防できるように、普段から肝臓に負担をかけないような生活を送りたいものですよね。

肝硬変や吐血を予防するためにできる事は、やはり定期的な検診を受ける事が一番良いのではないでしょうか。普段からアルコールを控えるようにするとか、食べてすぐに動かないようにするなどもいいかもしれませんね。肝硬変になると注意されますが、食後は横になるのがいいらしいです。

ちなみに肝硬変で吐血をすると「末期」なのではないだろうか?と思う方もいるかもしれませんが、肝硬変の前の段階でも吐血をする方はいますので、末期という事ではないと思います。病院の医師の指示に従ってしっかりと治療を受ける事や、吐血や肝硬変についてをしっかりと聞いておくのもいいでしょう。