婦人科の定期診断にいった姉ですが、検診の結果「卵巣が腫れている」と指摘をされ、再検査に行きました。普段姉は元気で働いており、病気をするような人ではないのですが、いきなり検査をするように指示されたことに驚いたようです。

数日後、姉は卵巣嚢腫という診断をされたという事です。考えてみると婦人科の疾患、特に子宮筋腫などの病気は「痛い」というイメージがあるのですが、姉は特に痛みなどの異変を訴えなかったのです。卵巣嚢腫は症状の出ない病気なのか、という事を姉と一緒に調べてみることにしました。

卵巣は肝臓ととともに「沈黙の臓器」と呼ばれているそうです。卵巣の病気は卵巣がんや卵巣腫瘍といったものがあるのですが、その病気でさえも痛みなどの症状が出ないことがわかりました。

腫瘍が大きくなったり卵巣がねじれる、もしくはがんが転移していたという事で病気が見つかるという事なので、発見した時は病気が進行していたという事態もあるとのことでした。

卵巣嚢腫が見つかるきっかけとしては姉のように定期検査で卵巣が腫れていた、もしくは嚢腫自体が大きくなり下腹部の痛みや圧迫感が出てくるという事のようです。

さらに卵巣嚢腫がかなりの大きさになると下腹部のしこりを触れるようになったり、生理痛の悪化やそれに伴う貧血なども起こるという事でした。この事から卵巣嚢腫は痛みがひどくなってから見つかると病気が進行していたという事になってしまうようです。

姉はネットを見て安心したようですが、定期的に病院へ通う事になりまだまだ不安が募るようです。特に痛みが出てきたらどうしようと考え込んでしまっているようです。

しかし下腹部の痛みが即卵巣嚢腫につながるわけではないですので、定期的な画像診断を行って様子を見るというようになったようです。その上でもし下腹部の痛み、張りといった異変に気が付いたら医師に相談するように、という事を言われたそうです。

女性にとって下腹部の痛みは様々な病気につながっていますので、気をつけなければならないな、と思いました。

卵巣嚢腫と不妊の関係について

女性であれば将来結婚して妊娠、出産といった夢を持つ人が多いと思います。しかし良く「不妊治療」というニュースを耳にすることが多くなってきました。

結婚の予定のない私にはあまり関係のないことだと思っていますが、姉はずいぶん心配をしています。卵巣嚢腫と診断されてから症状や治療方法をネットや雑誌で調べているようですが、婦人科の病気というと不妊という言葉が頭に浮かんで切なくなるというのです。

では卵巣嚢腫になったら不妊治療を受けなければならないのでしょうか、そして卵巣嚢腫は不妊の直接の原因になるのかという事を調べてみることにしました。

卵巣嚢腫自体はがんなどと違い良性の腫瘍ですので直接不妊の原因にはならないことが多いようです。しかし卵巣嚢腫が大きくなってしまい手術を行った時に卵巣を傷つけてしまう、もしくは2つある卵巣をすべてとってしまうようであれば正常な卵巣の機能を亡くしてしまう事になり不妊になってしまうようです。

卵巣嚢腫が初期の段階であれば腫れをひかせるための投薬治療で収まることもありますので過度の心配はしなくていいようなのです。しかし痛みやしこりといった自覚症状がある場合は嚢腫が大きくなっていることが考えられるので手術を行わなければならなくなります。そのようなときは2つあるうちの嚢腫ができている方の卵巣を切除するため、一時的にホルモンバランスが崩れて妊娠しにくい状態になることがあるようです。

若い年代で卵巣を切除すると妊娠しにくくなる、という事もあるようですが、1つの卵巣の機能が正常であれば妊娠は可能なので定期的に病院で検査をしてもらうことがいいようです。

姉の場合は初期の段階で卵巣嚢腫が見つかったので不妊という事にすぐつながらないようですが、将来的に妊娠を希望するという事を医師に伝えて治療をしようと考えているようです。

卵巣嚢腫が見つかった時に自分がこれから妊娠を望んでいるかという事を考えて治療をするという事がとても重要なことなのだと思いました。