すい臓がんは発見が大変難しい病気であるために、多くの患者さんは発見した時にはすでに進行した状態である事が多いのだそうです。患者さんのご家族のお話を聞くと、最初の初診で余命宣告を受けたと言っていましたが、ご本人はまさに青天の霹靂だった事でしょう。

それまでは無症状だったために、まさか自分がすい臓がんでしかも末期で余命があと4ヶ月程度だなんて、全く想像もしなかった事だったのだそうです。こういうお話を聞くと、私は自分だったらどうするだろうか?といつも思わずにはいられないのです。

家族が実際にがんで亡くなった時にも、自分ではないためにどこか実感がなかったのもありました。おそらく末期のすい臓がんで余命宣告をされた患者さんご本人も、これから余命をどうして過ごせば良いのかわからなくて困った事でしょう。

というのもすい臓がんが末期だったとわかっても、ご本人にはまだそれほどの症状が出ているわけでもなかったそうです。例えばちょっと胃が痛い状態が続いたので病院に行ったら、すい臓がんのステージ4で末期だったという事と、それによって余命が4ヶ月程度だという事だったのです。

しかも余命宣告を受けた末期のすい臓がんの場合は、治療ができない事も多いのだそうですね。そのため特に治療もせずに過ごす事になるので、末期の症状が徐々に患者さんを襲ってくるのでしょう。そう考えると不安に感じる事がとても多いのも事実でしょう。

そこでその方は末期のすい臓がんを受け入れて、余命をどのように過ごせば有意義な人生を送る事ができるのかを考えるようになったのだそうです。

末期のすい臓がんの余命をどう生きるのか?

おそらく自分が末期のすい臓がんで余命宣告を受ければ同じように考えるのかもしれませんが、その方は残された余命をどうすればいいかに重点を置いて生活を始めたのだそうです。もちろん末期のすい臓がんですから痛みなどの症状もたくさん出てくるでしょう。

なので痛みや症状と闘いつつも残された余命を有意義に過ごせるようにしたのだそうです。末期のすい臓がんは痛みや全身倦怠などの症状が出てくるので、動ける時と動けない時とがあるのだそうで、動ける時にできるだけ思い残す事がないように過ごそうとしたそうです。

病院では痛みの緩和ケアのために、ホスピスなどを勧めてくれたそうですが、ご本人はあくまでも自宅で死にたいという願望が強かったので、ご家族は常に病院と連絡ができるように整えたのだそうです。こういう考えもあるでしょうが、余命を末期のすい臓がんの治療に費やす方もいるでしょう。

つまり思い残す事がないように生きる道を選んだAさんと、末期のすい臓がんでも治療を諦めずに余命を闘い抜く事を選んだBさんがいたとして、どちらが良いのかは誰にもわかりませんが、結果としてはご本人が満足する事ができれば何も問題はないのではないかと思います。

ただ末期のすい臓がんの場合は余命宣告を受けてしまったからといっても、必ずしも余命ピッタリで亡くなるというわけではありません。中には自分が好きな事をして治ってしまう人もいるかもしれません。どの方法が一番良い方法なのかは誰にもわからない事なのでしょう。