肝臓がんになると患者さん本人もそうかもしれませんが、ご家族にとっては辛い事だと言えるのではないでしょうか。親族に肝臓がんで亡くなった人がいるのでわかるのですが、肝臓がんの症状の中の腹水という症状がひとつの目安だと言ってもいいかもしれません。

何がひとつの目安なのかというと、肝臓がんで特に末期の場合ですが、腹水というお腹に水が溜まってしまうという症状が出てくるのですが、この症状が出るようになるともうそれほど長くは生きる事ができないと言われています。つまりお別れが近いと考える事もできるのです。

例えば身内の場合ですが、肝臓がんで腹水が出るようになるまでは、治療を必死に行って完治できたらという望みを持って治療をしているのです。この頃には食べる事も飲む事もできるので、本人もとても元気そうなのですが、腹水がたまり始めるとどんどん体調が悪くなっていきます。

最初に気づいたのは足や手など全身のむくみでした。全身がむくんでくるようになるとお腹に腹水が溜まり始めていると言ってもいいくらいでした。本人は肝臓がんだと告知していたので、肝臓がんによる症状なのだろうくらいにしか思っていなかったようでした。

ですが腹水が溜まって全身にもむくみなどが出てきた頃から、徐々に体力が落ちてきてしまい、食事も口から摂る事が難しくなってしまったのです。結局腹水を抜いてもすぐに溜まるのでいたちごっこでした。結局それからすぐに亡くなったので、肝臓がんの腹水は最期が近いと感じたのです。

肝臓がんの腹水はどうして怖いのか?

肝臓がんで腹水が溜まる事はどうして怖いのでしょうか?その理由はわかりませんでしたが、腹水が溜まる頃になると異様な症状が色々と出るようになったからです。例えば肝臓の組織が溶けて尿と一緒に出てきてしまうとか、全身がパンパンに膨れてきたとかです。

特に腹水が溜まっているお腹はまるで妊婦さんのように膨らんでいました。肝臓がんで腹水が溜まっても、その腹水を抜く事ができる人もいれば抜く事ができない人もいます。私の身内のように抜けば命に関わるので抜けないという人も中にはいるわけです。

本人は最期まで肝臓がんを克服したいと考えていたようですが、腹水は抜けずにどんどん溜まっていきますし、食べ物も飲み物すら口にできないため、体力もどんどん奪われる事になります。そのうちに意識が朦朧としてしまい、結果としてそれから数日後には亡くなりました。

もちろん他の癌でも同じように腹水が溜まる事があります。でも肝臓がんで腹水が溜まると、ほかの癌の患者さんよりも症状はかなり悪いと言えるのではないでしょうか。なので個人的な意見ですが、もし肝臓がんで腹水が溜まってしまうようならば、次の事をしっかりとしておくべきです。

本人とたくさん話をしておく事、本人が望む事はしてあげる事、感謝の気持ちを伝える事、もし意識障害が起こったらどうして欲しいか事前に聞いておく事などです。これはもちろん肝臓がんに限った事ではありませんが、腹水の症状が出てきたら話し合っておくべきだと思います。