癌の症状は色々とあるようですが、特に怖いと感じるのは腹水が溜まる事ではないでしょうか。実際に家族や身内が癌になった事がある方ならわかると思うのですが、腹水の成分によっては抜く事によって患者さんが弱ってしまうという認識があるため、余命宣告をされる事も多いはずなのです。

どうして癌で腹水が溜まったら余命宣告をされてしまうのか不思議に思うかもしれませんね。腹水というのは例えば血管を通り抜けて血液の成分が腹腔という部分に溜まってしまう症状です。なので腹水の成分によっては血液を抜くのと同じ事になるので、癌患者さんにとっては大変危険な事なのです。

しかも癌で腹水が溜まっているという場合、溜まっている水の量は半端ない量である事が一般的です。もしも血液を一気に20リットルも抜くなどと言われたら、健康な人でも死んでしまうでしょう。そのため腹水が抜けず余命数日と言われてしまう患者さんが出てくるわけなのです。

こういう事があるので癌の患者さんに復水の症状が出てくると、余命いくばくと無いと考える事が通常になってしまっているのです。でももちろん腹水の成分によっては腹水を抜く事ができる場合もあるわけです。腹水が抜ける場合には余命宣告を受けずに済むのも不思議ですよね。

実はこうした癌患者さんの腹水が溜まるという症状に対しての認識が、徐々に変わってきていると考えている医師や病院もあるのです。ある病院で実地した治療では腹水を抜く事で、余命数日と言われた人が社会復帰をしたという報告もあるくらいなのです。

癌で腹水があっても余命宣告はいらない?

ある病院でのお話ですが、癌の患者さんで腹水が溜まって辛いので何とかして欲しいという要望があったのだそうです。その患者さんの入院していた病院では、腹水を抜く事は患者さんを弱らせる事になるので、抜けないと言ったそうですが、ほかの病院では腹水をある方法で抜く措置をしたそうです。

するとその患者さんは元気になって社会復帰をされたそうです。もちろん全ての癌患者さんが腹水を抜く事で元気になるとは限らないのかもしれませんが、その方法で腹水を抜く事によって、患者さんが自分の口でご飯を食べたりできるようになるので、どんどん治療に前向きになっていくのだそうです。

たとえそれが余命数日と言われた患者さんだったとしてもです。人間は治療を行っても改善しないと治療に対する気持ちが萎えてしまいますが、良くなったと実感できれば進んで腹水にも立ち向かう事ができるのです。でもそれは人間としては当然の反応だと思いませんか?

なので腹水でお腹がパンパンになった癌の患者さんでも、腹水さえなんとかすることができれば、社会復帰をする事も可能になっていくのです。現在は腹水が溜まっても治療ができるような病院が増えてきてはいるのでしょうが、まだまだ全ての病院でできるという事ではないでしょう。

ですが腹水が溜まっていて余命宣告を受けた癌患者さんでも、腹水さえ抜く事ができれば元気になって、治療に前向きになっていくという事は事実ですので、病院で『腹水濾過濃縮再静注法』という治療をしている病院を教えてもらうといいかもしれません。