日本人はとかく胃が弱いといいますよね。身内にも胃潰瘍が原因で入院になったものがおりますが、平均して40代以上になったら胃潰瘍はあるものだと思えと言われたそうです。ところで胃潰瘍の症状として有名なのは、吐血や胃の痛みなどが多いのですが、実は下痢も胃潰瘍には関係があるのです。

でも下痢といったら大腸とか腸に関係があるのでは?と思うかもしれませんね。そうなんです。下痢は腸で起こる症状なのですが、実は胃潰瘍にもとても深い関係があるのです。ちなみに誤解されてはならないので補足しておくと、胃潰瘍の治療をしなければ下痢は起こらないと言われています。

胃潰瘍だと診断されて吐血で入院したのですが、当然治療をする事になるわけなのです。胃潰瘍の治療をする時に胃潰瘍の原因となっている胃酸過多を治療する事になるのですが、この時胃酸を薄くするというのでしょうか、胃酸を中和して胃が胃を消化しないようにするわけです。すると下痢をするんです。

不思議ですよね、胃酸を弱くする薬を処方されて胃潰瘍の治療をすると、ほとんどの患者さんが下痢を経験するのだそうです。これはどうしてなのかというと、胃酸は食べ物の中に入っている細菌などを殺菌する働きがあるんですが、胃酸を中和するとこの働きが弱くなるのです。だから下痢をしてしまうんです。

本来胃酸で殺菌されるはずの菌が腸に来るので、腸の中で細菌が増殖してしまうという事なのです。すると当然お腹が下る下痢をするという事になるのです。つまり胃潰瘍の治療をする時に下痢をするという事になるのです。

胃潰瘍で下痢をする詳しいメカニズムとは

胃の中には消化液である胃酸があります。胃潰瘍という病気は胃酸が強すぎて胃の壁を溶かしてしまう病気です。なので病院で胃潰瘍の治療をする時には、当然ですが胃酸の働きを弱くしてあげる必要があるのです。その治療過程での副作用として下痢をするという事です。

胃酸が中和されると、本来の働きが弱くなってしまうので、食べ物の中に入っている雑菌などを胃の中で溶かす事ができません。そのため雑菌は腸へと流れていってしまうのです。すると当然ですが腸で雑菌が増えてしまうために下痢をするのです。もちろん胃潰瘍は治っていきます。

こうしたメカニズムによって胃潰瘍の治療中に下痢が起こるのですが、胃潰瘍だと気づかない状態の時には当然ですが下痢はしません。あくまでも胃潰瘍の治療をする時の薬の副作用の一つとして下痢という症状で出てきてしまうものなのです。

ちなみに胃潰瘍の治療中に食中毒などにかかってしまうケースがありますが、これも胃の中で殺菌できなかった菌が、腸の中で増殖してしまうために起こる副作用の一つです。なので胃潰瘍の治療中はできるだけ生ものなどは避けた方が下痢をしなくて済むと思います。

つらい下痢の症状も、胃潰瘍の状態が良くなってくれば薬を飲まなくてもいいという事になるので、楽になると言われています。その後は定期的に胃の検査をしっかりと受けて胃潰瘍にならないように気をつければ下痢に悩む事もなくなるでしょう。