腹水が溜まるとお腹がお水でパンパンになるので、かなり苦しい状態になってしまいます。もし病院で腹水があるという事がわかると、利尿剤を使って治療をする事が多いです。その理由は利尿剤で腹水の量をコントロールできる状態だからです。

もしも腹水の状態が利尿剤で何とかなるような状態ではない場合、当然ですが利尿剤による治療ではなくて、もっと他の治療法が行われる事になります。つまり利尿剤を処方されるという事は、それほど深刻な状態ではないという事になるわけです。

できればこの段階で腹水の治療をしてしまいたいですよね。もちろん腹水の出る原因も同時に探していかなくてはならないでしょうが、ホルモンの関係で腹水の量が多くなっているという方もいるのだそうです。なので軽度の腹水の場合は利尿剤による治療が行われるのだそうです。

腹水の治療に利尿剤が使われるのはどうしてかというと、もともと腹腔という部分には、多少なりの腹水があるものですが、何らかの異常があるなどして腹水が出る量が多くなってしまっているから溜まっていくわけです。なので利尿剤で腹水の排泄を助けるわけです。

もし利尿剤による治療によって、腹水の量が減ってくればうまくコントロールできたという事になりますよね。そして同時に病気の原因をしっかりと治療して、腹水が溜まらないようにするしか方法が無いのです。つまり利尿剤による腹水の治療は一時的なものであるという事になります。

利尿剤で腹水が減らない場合

軽症だと思って腹水の治療に利尿剤を使ったとします。でも中には利尿剤の作用では腹水の量がコントロールできなかったとします。そうなった場合はどうすれば良いのでしょうか?もしも利尿剤を使った治療で腹水がコントロールできない場合には、かなり深刻である事になります。

そもそも腹水の治療に利尿剤を使う事によって、どのような働きがあるのかというと、利尿剤によって血液中の水分を尿として排泄します。そうするとどうなるのかというと、アルブミンという成分を濃くする事ができるのだそうです。アルブミンが増えるとどうなるのかご存知ですか?

血液中のアルブミンが増える事によって、お腹に溜まった腹水が血管の中に吸収できるようにするわけです。つまり利尿剤を使う事で腹水を取り込む事ができるのです。この方法で腹水を再び血管に戻すことができれば、腹水の量がどんどん減るという事になるわけです。

利尿剤にはそんな働きがあるわけです。でも利尿剤を投与しても腹水が減らない事も当然あるわけです。特に肝臓がんや肝硬変になったりすると、肝臓の機能が低下してしまっているので、アルブミン自体を作り出す事が難しくなってしまうからです。そうなると重症という事になるわけです。

もちろん利尿剤を使っての治療も必要でしょうが、それ以上に肝機能の低下を防ぐなどの治療もしなくてはならないのです。腹水の治療といっても原因を治療しなくてはならないので大変なのです。